ハンセン病とは?

①ハンセン病とはどのような病気?

 らい菌によって引き起こされる感染症です。「らい病」と呼ばれていましたが、らい菌を発見したハンセン氏にちなんで「ハンセン病」と呼ばれるようになりました。神経痛や顔面神経の運動マヒが起こったり、指が曲がったりするなどの症状が出ます。知覚マヒのため、例えば、指を怪我してもそれに気づかず外から菌やウイルスが入り悪化し切断することになるなど、症状が外見に出るので人々から恐れられ昔から差別の対象になってきました。

感染力は風邪よりも弱く、私たちがハンセン病にかかることはまずありません。さらに現在は治療法が確立しているので後遺症を残すことなく治療できます。

 


②国が行った政策と現在残る問題

 明治以前、ハンセン病患者たちの中には放浪の旅にでる「放浪癩」になる人や、世間から隠れて暮らす人などがいました。明治になり諸外国から患者を放置していることに対して非難をあびると、政府は1907年「癩予防に関する件」を公布し「放浪癩」をハンセン病療養所に入所させ社会から隔離しました。これを機に全国に13か所のハンセン病療養所ができました。

1931年には、「癩予防法」を制定し、患者の強制隔離を行いました。療養所内では、患者は12畳の部屋に8人で押し込められました。そして、結婚する際には精管を切る手術、いわゆる「断種」が行われました。

さらに1951年には「らい予防法」が制定され、31年の予防法に患者の労働禁止や療養所入所者の外出禁止といった規制が加えられました。

この「らい予防法」は1996年に廃止されるまで実に42年ほど存在していました。しかし廃止された後にも、2003年~04年にかけて起こった、ハンセン病快復者の方々が宿泊を予定していたホテルから「ハンセン病の元患者である」ことを理由に宿泊拒否をされる事件が起こりました。世間の差別意識は変わっていなかったのです。

療養所に隔離された人たちは、家族と絶縁状態になり身内がいない高齢者がほとんどです。ハンセン病は恐ろしい病気ではないと分かった現在でも、彼らは療養所で生活をしています。

 

~新メンバー募集中!!~

随時募集中です。詳しくは画像をクリック↑
随時募集中です。詳しくは画像をクリック↑

~Twitter~

関連ページ

リンク